龍というエネルギー

つぶちゃんとの繋がりを感じるほどに、お墓での向き合う時間は伸びていく。

それは天候に左右される事はなく、暑い炎天下であろうと、雪の降り積もる時であっても一時間近くに及ぶようになっていた。

その光景を目にしたご近所さんたちは、「どうしちゃったんだろう?」と不思議に感じることもあったと思う。

僕のその時の状態は、肉体はそこにあるんだけれど意識が別のところに繋がっていて、そこでビジョンが浮かんだりメッセージが入ってくる感じで、暑いとか寒いという意識を感じなくなっている状態。

そして何かの拍子に[繋がり]から解けると、一気に外側の状態(暑さや寒さ)に意識が反応するのだ。

だから一時間近くをパイプイスに腰掛けて、じっとしていても苦痛もなければもどかしさもない。

肉体はそこにあれど、心ここに在らず状態とでも言おうか…。

セミの抜け殻状態という表現もアリなのかもしれない。

そんな状態の中、またつぶちゃんメッセージが入ってきた。

龍…

笑う…

虹…

「龍が笑えば虹となる」

僕はそう解釈した。

龍が笑えば……

そうか…つぶちゃんは[龍]の子供。

[龍]とは怒りや憎しみのエネルギー。

つぶちゃんは怒りや憎しみから解放されて、笑顔(虹)になれたんだ。

「よかった…。」

そう思えたとき、付け加えるように入ってきた。

[拳ちゃんの心の色でもあるんだよ。]と……。

「そうか、そこもいっしょなんだね。つぶちゃん、ありがとう。天に上がって安らかにね。」

そう想いを込めて空を見上げたとき…

そこには…

この時のシンクロは、更に僕の心に[確信]を与えてくれた。

[繋がってる!]

そして、つぶちゃんと僕のシンクロは加速していく!

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