やがて、つふちゃんのお墓には小さな命たちが集まり始めた。
まず顔を見せたのは小さなアマガエルだった。
僕がお墓で向き合っていると、どこからともなく現れて、つぶちゃんの墓石のまわりで佇むのだ。
このお墓を根城にしているのだろうか…。
そのアマガエルは毎回姿を現すようになり、そこで落ち合う事が暗黙の了解となっていった。
そして、いつしか姿を見せなくなった時、僕はこの世の無常を感じるのであった。
小さな命…
「もう会えないんだね。会いに来てくれてありがとう。」
そんな想いを届けてみた。
きっとこの想いも届くはず。

やがてその場所は、たくさんの命の営みの場所となっていく。
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