後日、僕はミッションを遂行した。
彼女は既婚者であり、僕よりも年齢は上である事はわかっていた。
「そんな状況で、いきなり生年月日を聞いて大丈夫なのだろうか…。」
「軽いノリを装って聞いてみようか…」
あれこれと考えてみたが、結局は正直に聞けばいい、と結論に至った。
気まずくなったら、つぶちゃんに被ってもらおう。
[つぶちゃんメッセージなんだよ]
最悪の時は、そんな返し文句を用意しながら、僕は彼女に問いかけた。
「ねぇ、ちょっと気になるんだけど、生年月日聞いていい?」
いきなりの質問に、初めはキョトンとした表情を浮かべる彼女。
矢継ぎ早に、僕は言葉を繋げる…
「何か秘密がわかっちゃうかもよ…」
そんな冗談まじりのやり取りをして、お互いの情報交換は成功した。
早速、僕はお互いの生年月日を紐解いてみる事にした。
そこに示されていたもの…
それは…

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