映し鏡

つぶちゃんのお墓で、今日も向き合う。

苦しみを携えていても、この場所だけは居心地が違う。

パワースポットであり、今や次元の窓口のように感じる。

ここに椅子を備えて向き合えば、つぶちゃんの導きを感じる。

「この苦しみを一つ一つ消し去って、こっちに来るんだよ。龍宮城はこっちだよ。」

つぶちゃんは、この[ツインソウル計画]のガイドとなってくれている。

例えるなら、ボクシングの激しい戦いの中、勝利へと後押ししてくれるセコンドの声のような…

すると、墓石の隅から一匹のアマガエルが現れた。

右足を引きずりながら…

カエルの右足は完全に伸びてしまい、全く機能を失っていた。

そのカエルを見ながら、僕は感じた。

僕の姿だ…。

僕の内側が、ここでも映し出されている…。

そのカエルに対して僕は何もしてやれる事が出来ず、ただ安らかなお迎えがくる事だけを祈った。

やがて、カエルは息絶えていた。

つぶちゃんのお墓の横に埋葬して、この一期一会のご縁を弔った。

それは、カエルに対する哀悼であり、同時に僕の中の[負のエネルギー]に対する浄化であると気づいたきっかけであった。

僕の内側の状態が、外側の世界を創り出しているという、大きな気づきに辿り着く事となったのである。

外側の世界(現実世界)は、内側(心の在り方)が映し出されている[映し鏡]だと。

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