この映画を観たことによって、僕の意識が変わり始めた。

今までは、立ちはだかる[負のエネルギー]と闘っていた。

それが、[闘う]のではなく、[愛を輝かせる]という意識に変わっていった。

そして、ビジョンも明確になっていた。

ビジョン…

僕の中に存在する[愛の根源]は、今まで生きてきた中で増殖してしまった[怒り]や[憎しみ]や[悲しみ]、[不安]や[恐怖]や[欲望]や[エゴ]達に埋もれてしまっている。

それらを一つ一つ浄化する度に、埋もれていた[愛の根源]に近づくに連れて、[愛] の輝きは増していく。

そして、埋もれてしまっている[愛]を助けるのも、もう一つの[愛]のチカラなのだ…

この二つの[愛]…

そこに僕は、答えを見い出そうとしていた。

[愛]の根源、その場所こそが[天竺]であり、[龍宮城]なんだ。

そして、僕と彼女の[魂]の待ち合わせ場所なのであろう。

そんなイメージに満たされていた。

苦しみとの向き合いが終わったわけではなかったが、どこか少し肩の力が抜けた状態へと変化した。

するとある日、訪問者が現れた。