魂とは…①

僕と彼女…

ツインソウル…

魂…

その答えを、僕は探し続けている…。

[負のエネルギー]という草むらを掻き分けながら…。

僕の内側の状況に変わりはない。

苦しみと虚無感…

ドラマや映画で観た、雪山での遭難のシーンのように、僕はチカラ尽きようとしている。

このまま眠ってしまえば、どれだけ楽だろう…。

そんな状況下、僕の目を覚まさせてくれる、つぶちゃんからのメッセージ…。

その日は雨だった…。

僕は雨合羽に身を包み、雨音とその当たる感触を受け止めながら、つぶちゃんと向き合っていた。

「諦めちゃダメだよ。必ず光は差すからね。」

その音なき声は、何処からくるんだろう…?

外側からじゃない。 

僕の内側…

すると、外側から声が飛び込んできた。

「あんた、雨の中偉いね…。カメちゃんも喜んでいるよ。」

近所に住む、おばあちゃんであった。

その時、僕が無意識に発した言葉…

「おばさん、僕の心の中は雨降ってないよ。」

僕は自分の発した言葉ながら、ハッと気づかされたのである。

心の中…

心のもっと奥…

そこが魂の在処…。

心の中の汚れを浄化して、更に奥で待つ[魂]を目指す。

そこは晴天。

つぶちゃんと僕は、心の中で共存し、いっしょにゴールを目指しているんだ。

そこが[龍宮城]、すなわち僕の魂。

そこに辿り着いたとき、必ず答えは見つかる。

ほんの少し、希望の光が見えた気がした。

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