ある日の入浴中に湯船に浸かっていると、僕の意識には内側のビジョンが映し出されていた。
既婚者である彼女(魂の双子)を欲する、僕の中の悪魔と向き合っている…。
悪魔が言う…
「お前はこの世に何をしに来たんだ?いろんな事を体験し、願いを叶えたいんじゃないのか?だったら、グズグズしてないで行動に移せばいい。人の涙を気にしていたら、欲しいものなんて手に入らないぞ!スポーツ競技だってそうじゃないか!お前は何の為に、ここに存在しているんだ!ツインソウルの統合の為なんだろ!さっさと掴み取りに行けよ!」
僕はその声に感化されていく…。
同時に湧き上がる[怒り]のエネルギー。
そのエネルギーがMAXまで高まると、
「拳ちゃん、負けちゃダメだよ。拳ちゃんの行動で、涙や怒りが生まれるのは間違いなんだよ。ボクと拳ちゃんの繋がりが無意味になってしまうよ!」
つぶちゃんからのメッセージが、僕を闇から引き戻してくれた。
内側の深くまで入り込んでいた僕は、入浴中であった事も、身体を洗ったかどうかさえも記憶が飛んでしまっていた。
僕は肌を触って、脂が落ちている事を確認した。
もう、どれくらい入浴していたのだろうか…。
悪魔の囁きに蓋をして、僕は浴槽から脱出した。
すると、その翌日…。
また、入浴中にメッセージが入ってきた。
[悪魔は払うんじゃない…。癒すんだ…。]
なるほど…。
自分の一部として、受け入れてやるという事か…。
すると、ビジョンが浮かび上がった。
学校のクラス…
その中にいる一人の不良生徒…
どうにもならない不良生徒に、皆んなは疎ましく思っている。
学校に来なきゃいいのに。と…。
だが担任の先生は違った。
「お前は勉強が嫌いで、悪いこともするかもしれん。しかし、お前も含めて俺のクラスなんだ。」
その担任の言葉に癒される不良生徒…。
龍が虹になった瞬間…。
そして、よその不良生徒たちが攻めて来たとき、彼は立ち上がるのだ。
龍神となって…。
母校を災いから守るために…。
[負のエネルギー]の浄化とは、まったく消し去る事だけではなく、受け入れて癒してやる事でもあるんだ。
新しい気づきであった。

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