[ツインソウル計画]から始まった、自分の汚れと向き合う苦しみ…。
やがて、それは僕に気づきをもたらし、少しづつではあるものの、過去の自分と決別していく。
感ずるに、それは蛇が脱皮をする時に身体を捻り、擦りつけながら一生懸命に古い皮を脱ぎ捨てていく様と重なるのである。
まるで、もがき苦しむように…。
その過程で自己嫌悪に陥ったりもしたが、つぶちゃんのお墓で心をリセットしながら時は流れていく。
そしてまた、つぶちゃんの命日が近づいてきた。
つぶちゃんの命日を前日に控えた9月7日。
生前につぶちゃんが過ごした水槽の中も綺麗に掃除し、そこにも空いたペットボトルに花を生けて飾った。
そして足元を見ると…。
また、来た…。
小さな生まれたてのカメが…。

今度は[前乗り]だ…。
9月8日の命日を目指して、3年連続でやって来たカメたち…。
僕の意識は未来へと跳ぶ…。
「来年も来るんだろうか…。」
僕は小さな身体を拾いあげると、カメ太ちゃんのいるタライへと運んだ。
とりあえず、様子を見ながら同居してもらう事にした。
まぁ、カメの飼育はそんなに大変な事でもないので、3匹のカメを飼育して行く事に決めた。
名前は、[またきたくん]に決定した。
そして翌日、つぶちゃんの命日に感謝の想いを届けたのであった。
いつも見守ってくれて、ありがとう。
いつも導いてくれて、ありがとう。

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