つぶちゃんの命日が過ぎると、秋が訪れる。
夏の開放感が終わり、寒い冬へと向かう[橋渡し]のような季節…。
もっと、ゆっくりしていればいいのに、
秋は足早に去っていく…。
そんな[秋]が、僕は好きだ。
これも僕の生まれが、もうすぐ消えてしまう状態の月の下に生まれたからであろう。
今年もあとわずか…。
そんな想いを抱きながら秋の月を眺めていると、時の流れの儚さが心にしみる。
あの人は、どうしているだろうか…。
僕には、僕の[時の流れ]が…。
そして、
彼女には、彼女の[時の流れ]が…。
この二つの[時の流れ]が、再び交わる時は来るのだろうか…。
潜在意識という[無意識]の領域で重なる[二つのエネルギー]…。
しかし、それを顕在意識である、人間という肉体を通して感じる事のできない苦しみ…。
僕はどうなっていくんだろう…。
僕が見上げる月は、その答えを知っている。
そんな想いで月を眺めていると…
君だってもう、答えはわかっているじゃないか。
そんな音なき声が、内側から聞こえる…。
そうだった。
[愛]を持って生きていけばよい。
それがゴールへの地図だった。
そうやって自分の心と向き合いながら、改めて[ゴールへの誓い]を心に刻むのである。
もうすぐ消えて無くなりそうな月は、僕に伝えてくれている…。
最後まで[希望]をもって消えていこう!

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