ミステリー

昨夜の事。

カウンセリングを終えて帰宅し、ガレージに設置してあるカメたちの水槽へ向かう。

本日の夕食タイムである。

我が家の[カメだ!三兄弟]たちは、それぞれの水槽に分かれて生活している。

まずは[へんげちゃん]からお食事を与えようと水槽を除き込む。

その時…!

水槽の中に、白い楕円形が二つ…。

卵…

なんで…?

そもそも、オスとメスの同居はしてないし、メスならば無精卵を産む事があるのは知っているが、[へんげちゃん]はオスである。

なぜ、タマゴ…?

オスとメスの判別を間違っているのかも…。

もう一度、オスとメスの判別材料となる尻尾や肛門の位置などを確認し直してみる。

オスの特徴である。

しかし、もっと調べていくうちに、メスの特徴も併せ持っている事がわかった。

えっ…、一体どっち?

今まで男の子と思いながら接してきた僕の内側が、心なしか動揺して揺れてるような…。

そして、同時に思い浮かんだこと…

[仏には性別がない]ということ。

もしかしたら[へんげちゃん]にも、性別という概念はないのかも…。

オスでありメスでもある。

両方を兼ね備えているのかな…。 

まさか…。

考え過ぎかな。

そんな想いで眺めていたら、[証拠]を隠滅するかのようにへんげちゃんは卵をかじり始めた。

あっと言う間に二つの卵は原型を失い、中からはその[謎]のカギを握るであろう黄色い液体が溢れ出していた。

まっ、いいか。

オスであろうとメスであろうと、[へんげちゃん]はつぶちゃんの命日にやって来てくれた大切な子に変わりない。 

これからも、この小さい命を大切に扱おう。 

8月も残すところ、あと数日…。

また、9月8日がやってくる。

今年もまた、[つぶちゃんの命]と出会えた[感謝の想い]を、健康で無事に届ける事ができそうかな。

そして同時に、

[へんげちゃん]、僕のところに来てくれてありがとう。

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