今年も9月8日を迎えた。
つぶちゃんの命日である。
今年も[想い]をカタチにして、つぶちゃんに届けるのである。
まずはお供えの水を、新しく交換することから始める。
水を運びながら何気なく時計を確認すると、早速[繋がっているよ!]サインを受け取る。
スマホに表示された1111。

今日も、[想い]は届くと実感する。
お墓の花も新しく供え終えると、お供えものを買いに出かける。
「今日は何がいい?」
つぶちゃんに問いかけながら、僕の車はフルーツ大福の[弁才天]というお店の駐車場へと吸い込まれていった。
ハイクオリティなフルーツ大福のお店で、今回が二度目の利用となる。
高級感漂う商品たち…。
しばらく考え込むも、
マンゴー、パイン、キウイの三種に決めた。
更に、この高級大福を包み込む、[桐の箱]も別売りで販売されている。
つぶちゃんとの[別れのとき]が甦る…。
亡き骸となったつぶちゃんを、[桐の箱]に入れて菩提寺の本堂まで運び、そこでお葬式をした記憶…。
桐の箱…
僕は店員さんに伝えた。
「桐の箱に入れてもらえますか。」
すると、何だか僕の内側がソワソワし出した。
つぶちゃんが喜んでる!
立派な姿に収まった[お供え]を手に、車に乗り込み本通りに出ると、僕の目の前には88-88のナンバーがニコニコしながら僕を見つめていた。
つぶちゃん…。
自宅に着くと、早速つぶちゃんにお供えを届けて、法衣に着替えると[感謝の読経]を勤めた。



そんな状況の中、今日は構ってもらえないネコニャンは盛んにアピールするも、読経が始まると理解したかの様にゴロニャンして待っていてくれたのでした。
これが[幸せ]だ。
そう感じながら、
つぶちゃんに伝えるのである、
「そこに辿り着かせてくれて、ありがとう。」
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