犬のお散歩

[ツインソウル ]という存在に気づかされて以来、僕の意識は[魂]という実態に近づいてきた。

7年かけて…。

これを[覚醒]と呼ぶのであろう。

RADWINPSの楽曲の[前前前世]のフレーズにある、「やっと目を覚ましたかい~」である。

[魂]と[肉体]の主従関係については過去の投稿でも取り上げてきたが、僕の意識が[顕在意識]から[潜在意識]へと移行すると同じくして、また新たなビジョンがイメージ化されて浮かびあがる。

まずは、おさらい。

[顕在意識]

それは肉体を通して感じる事ができる意識を意味する。

[美味しい]と感じる意識であったり、[痛い]と感じる意識のように、脳を通じて感じる事ができる意識。

すなわち、肉体的な感覚である。

人間は一般的に、[顕在意識]に従って生きている。

[潜在意識]

それは無意識の領域。

例えば、呼吸を無意識のうちにしているように、我々が意識せずとも[その状態]となっていることをいう。

例えるならば、コーヒーを飲みたくなって店に来たとする。

今、その店に存在しているのは、僕の[顕在意識]がこの店を選んだからである。

そして、その店内にいる他のお客さんや店員さんたちこそが、僕の[潜在意識]が創り出している[景色]なのである。

我々人間は[顕在意識]という自由意志と、[潜在意識]という抗う事のできない不自由な意志の間をバランスをとりながら生きている。

そこで浮かんだイメージ…。

[犬の散歩]である。

愛犬と飼い主は[二つで一つ]となり、リードという[赤い糸]で繋がりながら散歩(旅)に出る。

飼い主の導きをよそに、犬は自分の意志で道を変えたがる。

それでも飼い主は、

「こっちだよ!」

とリードを引く。

そんな飼い主も時には犬の意志を尊重し、行きたい方向に合わせてくれる事もある。

そんな多少の遠回りをしながらも、飼い主は愛犬を連れて本来のコースへと戻ってくる。

目的地(ホーム)に向けて。

我々は、[魂]という主人と一緒に、[人生]という散歩に出ている。

[魂]に手綱を任せて、様々な[景色]を見させてもらっている。

この人生(散歩)が楽しいものにする為には、目に映る景色(人生)に感謝する事なのである。

[お散歩]に感謝できれば、主人(魂)は更にいろんな[景色]を我々に見せてくれる。

そして、お散歩中に危険が迫ったとしても、精一杯に守ってくれる。

そんな、主人と愛犬のような[信頼関係]を、僕は自分の中に宿る[魂]と結ぶ感覚を覚えるのであった。

[顕在意識]から[潜在意識]への意識の移行。 

これすなわち、自由意志(エゴ)を手放し、全てを[受け入れる]という覚悟なのである。

それは

[謙虚]

という言葉でもあり、

宗教でいう

[解脱]

なのだと感じる。

[ツインソウル ]という存在は、僕をここまで導いてくれた。

しかし、まだゴールは見えない。

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