今年も残すところ、あとわずかとなった。
新年を迎えるにあたり、つぶちゃんのお墓に[彩り]をと思い、供花を買いにショッピングに出かけた。
やはり年末ともなると人出も多く、花の販売コーナーもごった返していた。
僕は何かを購入するとき、考えたり悩んだりする事はほぼ無い。
生き方全て、インスピレーションに従うのだ。
そして今回も、[それ]はすぐに目に飛び込んできた。
この花だ!
そこには、[つぶちゃんオーラ]の菊が、
ニコニコしながら僕を眺めていた。
つぶちゃんオーラの菊って…?
通常、菊の花びらといえば黄色か白である。
しかし、その菊の花びらの色はレインボーに染め上げられていた。
虹の花びら…
すなわち、僕からすると[つぶちゃんオーラ]の菊なのである。
この菊との[出会い]も、つぶちゃんと繋がっている証。
気分も上々に、その菊を手にとって購入を決めた。
会計を済ませた後、商品の詰め替えカウンターで花を束ねようと、備えてあった新聞紙を無造作に広げると…。
なんと…
その新聞紙の記事に、今買ったばかりの[つぶちゃんオーラ]の菊の生産者の声が写真付きで掲載されているではないかっ!
なんというシンクロ…
いつものように、ポケットからスマホを取り出し、カシャ!

まるで天(つぶちゃん)が僕に、
「この花はね…」と
誕生の経緯を教えてくれている様であった。
繋がってる。
そんな晴れ晴れした気分で、つぶちゃんのお墓にお供えする事ができたのでした。

良い年を迎えられそうな予感がする。
つぶちゃん、今年もありがとう。
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