先に投稿した[闇との闘い]シリーズ…。
実は、この原稿の打ち込み作業に入った時から、その[予兆]は始まりました。
まず、読んで頂けた方はわかると思いますが、その投稿内容は今は亡き僕の敬愛するボクシングのチャンピオン、ジョニー・タピアに捧げる[鎮魂歌]の想いを綴りました。
そして、原稿を書き進めていくうちに、[不具合]が発生したのでした。
スマホのアプリで投稿しているのですが、突然に画面がバイブレーションし始めて、上下に激しく揺れ始めたのでした。
「やばい!原稿が消えちゃうんじゃないか…。」
そんな不安が脳裏をかすめる。
冷静に…!
自分に言い聞かせ、心を落ち着かせる。
過去にも不具合が起きた時、慌てて画面を触れてしまい、データが飛んだ記憶が甦る。
しばらく触らずに放置すると、画面は暗くなり待ち受け画面に戻った。
再びロックを解除し、アプリをタップすると…。
良かった!
画面の上下振動は止んでいた。
さぁ、続行!
そう意気込み、書きかけの文章の最後の部分をタップした。
すると、現れたカーソルが上下左右に、縦横無尽に飛びまわり始めたのである。
指でタッチして捕まえようとしても、その素速い動きは[挑発]を続けた。
それはまるで、ジョニーのリングでのステップワークのように…。
Catch me!
捕まえてみろよ!
そんな、音の無いメッセージを発しながら…。
ジョニーが妨害してる?
[オレをネタにするんじゃね~!]
確かに、そんな事も言い出しそうなキャラではあったが…。
僕はスマホをテーブルに置き、自分の胸の内と向き合った。
この投稿は、ジョニーの名誉を傷つけるものではない。
大きな[闇]と闘い続けた英雄を讃え、その生き様を伝える事により、本当の[愛]とは何かを伝えたいんだ。
そう改めて、僕の想いを確認した時、カーソルは動きを止めた。
やっぱり、ジョニーだったのかな。
一応、投稿は完了したけど、ジョニーは納得してくれてるかな…。
しかし、これをキッカケに僕の[感度]は更に上昇を始めた。
それは今も尚、上昇中なのである。
つづく。

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