ウーパースーパーちゃん

本日、22日はウーパースーパーちゃんの月命日。

2020年12月22日にお別れした。

出会いはゲームセンターであった。

まだ稚魚であったウーパーちゃんは、透明のプラスチックの容器に入れられて、ゲーム機の中でポツンと[その時]を待っていた。

アームに取り付けられたチェーンの先にS型のフックが取り付けられていて、それを容器の手提げ部分に引っ掛けて吊り上げたら[頂き]となる。

そしてラッキーな事に、その日はサービスデイで100円で勝負できた。

「今、助けてやるからな。」

僕はウーパールーパーの救出の為、100円硬貨を一枚投入した。

アームを動かすと、チェーンが待ってましたと踊りだす…。

距離感を読むのは当然だが、まさに揺れるチェーンの気分に任せるしかなかった。

ゆっくりとチェーンが降りていく…。

どうだ!?

S型フックは見事に取手に食い込み、容器は上昇を始めた。

救出できた! 

しかも、ワンコインで。

こういうパターンって、縁がある証拠。

係員が来て[景品]を取り出すと、ゲーム機の中は空となった。

よし、狭苦しい場所から出してやるからな。

早速、水槽と飼育セットを買って、ウーパールーパーちゃんは我が家の一員になったのである。

名前は、

ウーパースーパーちゃん。

この子はブラックであったが、愛嬌のあるまん丸の目玉がチャーミングだった。

そんな出会いを果たしてから、8年ほど僕を癒やしてくれた。

お別れの時、ウーパースーパーちゃんの亡骸を前にし、読経を勤め送った。

すると、読経が終わった直後に、テーブルクロスの裾がはためいた。

風もないのに…。

まるで、ウーパースーパーちゃんが尾びれを振るかの様に…。

[さよなら]の合図なのだろう。

僕も[ありがとう]と伝えた。

亡骸は、つぶちゃんのお墓の横に埋葬した。

もちろんウーパースーパーちゃんとも毎日向き合い、お線香を手向けて想いを伝えている。

今日は、そんなウーパースーパーちゃんの月命日。

お勤めを届ける準備をしている時、古くなって枯れてしまった花たちを新聞紙に包もうとした。

すると…

枯れて、しおれてしまった花の一部が、

細かくバイブレーションしているではないかっ!

同時に僕の右手も痙攣が…。

震える手でポケットの中のスマホを取り出し、いつもの様に動画を撮り始める。

手の痙攣が邪魔をするも、何とか撮影できました。↓

つぶちゃん同様に繋がってる。

ウーパースーパーちゃん

僕の想いに包まれ…

僕の読経に包まれて、

癒されてね。

ありがとう。

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