[ツインソウル計画]と向き合い始めて7年目になろうか…。　

その間、僕の意識は[外側]ではなく、[内側]へと向かっていた。

僕の[内側]を大掃除しながら、

その更に奥へ向かって…。

僕の[意識]は、完全に[肉体]を放棄していた。

いや、それどころでは無いほどの、とてつもない[苦しみ]と闘っていたのだ。

自身の[内側]の浄化へと向かう、

エゴモンスターとの闘い…。

そして、

僕の[意識]に届いた肉体からのSOS信号…。

高血圧をきっかけに受けた、血液検査の結果である。

高血圧

高血糖

高コレステロール

高中性脂肪

そんな数々の、肉体からのSOSを知らせる数値と向き合う事となり、やっと僕の[意識]は[外側]へと向きを変えた。

[内側]の大掃除をしながら見た[景色]を、その[気づき]を決して忘れる事のないように…。

そして、

1か月後に再検査を言い渡された僕は、淋しい思いをしていた[肉体]との[じゃれ合い]を再スタートさせた。

それは、

ボクシングへの情熱を持って取り組んでいた、輝いていた頃の[僕]との[再会]でもあった。

肉体的健康を目指して、

眠っていたボクシンググローブを手に取った。

肉体の衰えを感じながらも、身体が覚えている[動き]を再確認する。

動きはまるでスロー再生のようだったが、それでも続けるうちにスタミナや感覚は日増しに戻りつつあった。

大量の汗をかき、練習を終えたあとの爽快感は、完全に忘れかけていたものが甦る感覚であった。

そして、

いよいよ迎えた[再検査]の当日。

血液を採取して30分ほどロビーで待っていると、診察室への入室を案内された。

やり切った想いに、少しばかりの期待を胸に入室すると…。

「凄いですね…。たった1か月で、数値は全部戻ってますよ。」

「どうした事かな…。」

先生は疑問に感じながら、そう伝えてくれた。

「いや~、ちょっと有酸素運動を始めたんで…。その影響が出たんですかね。」

そう答えると、

「やっぱり運動って大切ですね。」

そんなオチを迎えて、僕は診察室を後にした。

僕の[肉体]と[精神]は、今ちょうどバランスの取れた状態なのかも知れない。

シーソーに例えるならば、どちらが沈むわけでもなく…。

また、どちらが跳ね上がるわけでもない。

どちらも[中立]を保たれた[凪]の状態であり、フワフワした[居心地]いい状態なのである。

それは、

[陰]と[陽]の、ツインソウルの向き合う[姿]でもある。

波風たてず、そっと[見守る]関係性…。

陰陽統合

それこそが、[最強エネルギー]の姿なのである。