少女たちへのレクイエム

今回の投稿記事は、メンタルの耐性が弱い方はご遠慮頂いた方が良いと思います。

先日、SNS上を[漂流]する一本の動画を[無意識]に捉えた。

僕の指先は、そのまま再生ボタンへと向かう。

暗闇に立つ、女子高生らしい姿が映る…。

何処かの屋上にいるような…。

スマホを握り、固定のカメラに向かって何かを話している。

すぐに理解へと至った。

先程、ネットニュースで読んだばかりの記事…。

二人の女子高生による、自殺の[実況中継]の動画であった。

そう理解に至ると、僕の顕在意識(理性)は急ブレーキを踏む。

[見ちゃダメだ!]

すぐに僕の指は、停止ボタンを押した。

すると、

僕の内側の[潜在意識]が囁く。

[受け取ってやりなよ。]

[彼女たちの[苦しみ]を…]

彼女たちはこの[決断]を誰かに見取って欲しくて、この動画を流したんだ。

「この[苦しみ]が、お前たちにわかるのか!」

そんな彼女たちからの、[命]のメッセージ…。

今、動画の中の彼女たちは、そのままの姿で止まっているが、もう[それ]は実行に移されてしまっている。

彼女たちの[意志]を受け取ってあげるべきだ。

見て欲しいんだよ。

この[苦しみ]を終わらせる為に、彼女たちが選んだ最期の[英断]を…。

この[苦しみ]を道連れにして、すべてを[無]に葬る姿を…。

そんな[内側]からのメッセージを受け入れ、僕は再び再生ボタンを押した。

「手を握って…」

「いい?いくよ…」

「せいの、でいくよ…」

薬かアルコールで酩酊状態なのか、やや呂律がまわっていないような…。

そんな会話を交わしたのちに固定のカメラに顔を向けたまま、二人は背中から闇に身を預けていった…。

あっ!ダメだっ!

堕ちていく二人を止めるかのように、僕の指は停止ボタンへと急ぐ…。

しかし、

動画は止まる事なく、

あっと言う間に二人の姿は闇の中へと消えていった。

その次の瞬間…。

二人の消えた真っ暗闇の画面に、衝撃音だけが響き渡った。

まるで、銃声が響き渡るような…。

[苦しみの終わり]を告げる音が…。

僕はしばらく、放心状態となった。

この、彼女たちの[選択]に対し、批判コメントが並ぶ。

彼女たちへの同情よりも、皆辛辣な言葉で反応する。

でも、僕は違う。

その[常識]では計り知れないほどの[苦しみ]と、彼女たちは向き合ってきた。

ツインソウルと出会い始まった、内側の[浄化の苦しみ]と向き合う僕には、そんな彼女たちの[苦しみ]がとても強く伝わってくるのである。

そんな、彼女たちの残した[命の叫び]を無駄にしてはいけない。

彼女たちの[想念]に、

僕は伝えた。

苦しかったね。

君たちのメッセージは、 

しっかり受け取ったよ。

僕の[想い]で、少しでも癒されてね。

君たちの[安らぎ]を願う人は、ここにもいるからね。

そして、

彼女たちの[魂]は突然に住処を失い、大きな[傷]を負いながら放り出されてしまったのである。

その[魂]はまた[誰か]に宿り、[癒し]へと向かうのである。

それを引き継ぐ者は、大変な苦痛を伴うことである。

故に、タフな人に宿るんだよ。

一生懸命に向き合い、[使命]を果たしてくれる人に…。

今回、この[動画]と僕を結びつけた[ご縁]…。

それこそが、僕の魂の[傷]と彼女たちの[苦しみ]の共鳴なのである。

今回の[事件]は、

僕の[内側]を映し出しているのである。

僕の内側の[傷]を…。

つづく。

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