絶対絶命

昨日のこと…。

ロト6のクジを買いに、宝くじ売り場へ向かう道中…。

二車線道路の県道を走っていると、道路の隅に[何か]が転がっているではないか!

もしかして…。

僕の勘繰りは正解であった。

カメが裏返しになって、正に絶対絶命のピンチに瀕していた。

僕の確認が遅れたせいもあり、すぐに停車する事ができず、僕は回り道をして引き返すことに…。

もう死んでしまっているのだろうか…。

そんな心配も過ぎるが、

それならば亡骸を回収して弔えばいい。

ぐるっと回って、僕の運転する車は再びカメの元へと帰った。

さっそく、車から降りて保護に向かうと…。

そこには、直径20cm位の甲羅のカメがでんぐり返しになっていた。

幸いなことに、カメは生きていた。

前部の甲羅の左隅が少し欠けて出血があるものの、生きるには支障のない感じであった。

想像するに、走って来た車に甲羅の隅を踏まれてしまい、ひっくり返ってしまったのだろう。

大型トラックでも来れば、一巻の終わりであった。

後続車の邪魔にならぬように速やかに車に乗せて、とりあえず車を出すことにした。

どこに放してやろうか…。

思考を巡らせるも、このカメが安心して暮らせる場所など、この世の中には無いのである。

常に危険と隣り合わせの中で、このカメはこれからも生きていかなくてはならないのだ。

野生で育ち、これほどまでに大きくなったカメを個人で飼うのも難しい。

結局のところ、

僕がカメの命を救えたとしても、再びこのカメにはピンチが訪れることだろう。

そんな不条理な想いを心の中で整理しながら、僕は川を探しながら車を走らせた。

すると、

ある用水路が頭に浮かんだ。

「あそこに放そう!」

助手席の床に、ひっくり返した状態で置いたカメを見つめる。

「お前はツイてる。だって絶対絶命のピンチを救われたんだ。これからもそんな調子で生き抜くんだぞ。僕の[想い]に包まれて幸せになれよ。」

そんな[言霊]で傷口を癒しながら、僕は用水路にカメを放した。

するとカメは、

すっ込めていた頭と足を伸ばして、用水路の流れに乗りながら川へと進んでいった。

救えた。

これでいい。

これが僕のできる精一杯だ。

カメの無事を祈りながら見送ったのちに、僕は宝くじ売り場へと向かった。

このブログでも度々言っているが、この目に映る[景色]は僕の内側の[景色]なのである。 

すなわち、

このカメの[姿]は、僕の[姿]なのである。

このカメが僕に救われたように、僕もまた更に大きな[チカラ]により救われている。

我々人間も、このカメのように絶対絶命のピンチや、八方塞がりの暗闇に立たされることがある。

しかし、諦めてはいけない。

他を思いやる[愛]がある者には、その[愛]がスーパーマンを呼び寄せてくれるから。

それこそが、[龍神パワー]なのである。

絶望感に苛まれながら生きている人がいるならば、人から感謝される生き方にシフトチェンジすればいい。

[ありがとう]

そう言われる人間に…。

これもまた、僕が[絶望]という領域から学んだことである。

あっ!そうそう!

そんな[流れ]の中で買ったロト6なんだけど、まだ抽選結果は見てないんだよね。

これで[高額当選]なんてあったら、正しくリアル[浦島太郎]だよね!

まぁ、そんな勝手な発想ができることも、幸せの証なんだよね。

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