1円玉のはなし

先日、カウンセリングを終えて帰宅途中、つぶちゃんへのお供え(お出かけの際のお土産)を買いにコンビニに寄ることにした。

コンビニのスイーツ商品で、ビビっとくるものはないかと視線を泳がすと…。

あった!

[天使のチーズケーキ]

アレコレと考えるのではなく、直感というか、ビビっと来たらそれが[つぶちゃんメッセージ]なのである。

[これがいいっ!]っていう、つぶちゃんからの音なきメッセージ。

もう一つ、

美味しそうな[メロンミルク]なる商品を手に取ると、これでつぶちゃんへの[お土産]は決定となった。

そして、支払いへ…。

僕の性分なのだが、なるべく財布に小銭を溜め込まず、できれば細かいお金が流れていくと何故かスッキリした気分となる。

したがって、コンビニなどでは、なるべく一円玉や五円玉、十円玉を有効に使いたいと思うのである。

お店の人も、そんな気遣いに喜んでくれる時もある。

ただ、支払い時にそれをすると、もたもたしてしまい後ろの人に迷惑がかかる。

なので、支払いの前に予め細かいお金を財布から取り出して分けておき、支払い時には速やかに出せるようにしておくのである。

邪魔にならないスペースでその作業を済ませると、まだ買い忘れている商品はなかっただろうかと、店内をまた見てまわる。

すると、

一人の若い男性が、突然声をかけてきた。

「あの…、1円落ちましたよ。」

まだ二十代と思しき若者は、あたたかい雰囲気を漂わせながらその1円玉を渡してくれた。

僕も彼の[親切]に、

心からの[感謝]を伝えた。

「僕なんかの為に、わざわざありがとう!」

そんな想いを込めて。

男性の隣りにいた彼女は、気恥ずかしそうに商品を見ているふりをしていたが、そんな彼女にも[想い]を送った。

「優しい彼だね。仲良くしてね。」

僕が思うに、落とした1円を届ける行為って、意外と勇気がいると思うのである。

それが五百円玉や百円であるならば、人助けという感覚は湧くであろうが、1円玉一枚となると躊躇してしまう事もあると思うのだ。

[まっ、1円だしいいかっ…]

そんな感じで。

もしかしたら、彼女の方はそんなタイプなのかも知れない。

しかし、

それを何の躊躇もなくできる彼は、きっと[人を愛する]という機能を有する人なのだと思うのである。

目つきの険しい髭面の僕に、ささやかではあるものの大きな[愛]を示してくれた若者。

たった1円のやり取りであったが、そこには人間が本来備えているはずの[原点]を改めて彼は見せてくれた。

[原点]とは…。

[真実の愛]であり、

他を思う[利他の愛]なのである。

I万円を想像して下さい。

きっと皆さんは、1万円札がイメージに浮かんだと思います。

それは間違いではありません。

しかし、

少し角度を変えてみると、

1万円とは、1円がI万個集まった[集合体]なのです。

そこで1枚でも1円玉が欠けてしまったら、もうI万円にはなれないのです。

1円玉には、そんな重い[責任]も宿っているのである。

それは、我々人間にも当てはまるのではないだろうか。

我々人間は個と個が寄り添って、[I万円]のような[集合体]を目指すのである。

それが我々の生きる、地球の目指す姿なのである。

それが[アセンション・次元上昇 ]であり、

[真実の愛]の姿なのである。

僕は拾ってもらった1円玉も含めて、レジの支払いトレイにお金を並べた。

「いっぱい旅しておいで!また会えたら凄いよね。」

コンビニの駐車場を出ると、初めての信号を赤で停車した。

すると…。

前に停車する車のナンバーが、

[ツインソウル]の彼女の車のナンバーと同じであった。

80-80

それは宇宙からのメッセージ

[このまま進め]

先程体験した[景色]も、ツインソウル統合へ向けた[旅の景色]なのである。

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