名前に刻み込まれる景色

先日、録画したままになっていたバラエティ•トーク番組の[アメトーク]を観る事にした。

今回のテーマは、

[トム・クルーズ大好き芸人]

であった。

[トム・クルーズ大好き!]を自称する芸人さんたちが、面白おかしくトムの魅力やレアな情報を伝えてくれる。

撮影の裏話から、トムの人柄に至るまで、映画好きの僕にとっては楽しい時間となった。

僕がトム・クルーズの作品を初めて劇場で観たのは、もう40年ほど前になるだろうか…。

1983年製作の[アウトサイダー]であった。

田舎の不良少年たちの葛藤や友情を描いた、青春群像な作品であった。

スティビー・ワンダーの主題曲[ステイ・ゴールド]が、当時の僕の心の隙間を心地よく埋めてくれた。

この作品にはヤングスターが勢揃いしており、トムの印象が僕に刻まれることはなかった。

その後に公開された[卒業白書]では主役を演じたものの、まさか40年もの長い道のりをショービジネスの世界で走り続けて、こんなにもピッグネームになるとは想像すらできなかった。

実際に、[アウトサイダー]で共演した猛者たちは、殆どが第一線から退いた状態である。 

[トム・クルーズ]

その[響き]を耳にしたとき、

トムの成し遂げてきた輝かしい[光景]が、走馬燈のように浮かびあがる。

数々の作品であったり…

受賞した時の笑顔であったり…。

まさしくトム・クルーズは命を燃やし、その情熱を作品に注ぎ込んできた。

それはそのまま、

[トム・クルーズ]という名前に刻まれ、

我々の胸の中に残る。

名前の響き…。

それは[命]であり、

生きた証。

そして、

内に宿る[魂]、

そのものなのである。

それはトムだけに限らず、

我々すべての者に対して同じなのである。

あなたの内側がワクワクしている時、目には映ることのないあなたの[名前]は、営業中を知らせる電光看板のように輝いている。

生きている!

そんなメッセージを放ちながら…。

映画 アウトサイダー Warner Bros inc

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