ふれあい広場

9月も中旬というのに、真夏の暑さが未だに続く。

暑さに負けることなく、つぶちゃんのお墓に向き合う。

すると、僕の足音や気配を感じてか、そこに暮らすカエルくん家族が顔を出す。

もちろん、その意図は理解している。

それは、待ち侘びたシャワータイムである。

日々、つぶちゃんのお墓に向き合う中で、いつも顔を合わせるツチカエルくんたち。

この猛暑の中、きっとこのカエルたちも大変なんだろうな…。

そんな労いの想いを込めて始めた、霧吹きによるシャワータイム。

それがいつしか、カエルくんたちも楽しみにしているかのように、僕の気配を感じると集まってくるようになったのである。

シャワーで乾きが満たされると、元気に何処かに跳ねていき…。

また、身体が乾くと戻ってくる。

それは、つぶちゃんと向き合う間中、繰り返される。

ローソクが消えるまで。

その[ふれあい]は見た目ではツチカエルたちとの[ふれあい]なのだが、本質としてはつぶちゃんとの[ふれあい]なのである。

きっと、[この場所]は温かいエネルギーで満たされているのだろう。

そして、

その[楽園]に辿り着けたツチカエルちゃんたちなのである。 

ここは安心、安心、

そんな場所なのである。

これからも、

もっともっと、

そのエネルギーは、

上昇していく。

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