デジャヴ

“魂の双子”

僕たちに[再会]の時は訪れるのだろうか…。

このまま、[今生の別れ]となってしまうのだろうか…。

そんな感傷に浸っていた時、

僕の胸に[答え]がもたらされた。

「大丈夫だよ。“その時”は知らせてくれるから。」

つぶちゃんと向き合いながら、目を閉じて心を鎮めていると、浮かびあがってきた映像…。

僕は車を走らせながら、道路に面した葬儀会場に視線を向ける…。

そこに立つ[ツインソウル]の彼女の苗字が記された看板が、僕に向かって“さようなら”を告げている…。

そこに向けて僕は返した。

「次も必ず、“かくれんぼ”の続きをしよう。」

「会えて嬉しかったよ。ありがとう。」

そう伝え終わると、僕の意識は“現実”に戻った。

そうだよな。

“魂の双子”なんだから、必ず知らせてくれる。

内側の[傷口]に、そっと絆創膏を貼ってもらったような、そんな感覚を味わった。

それから、どれくらいの月日が流れただろうか…。

そして、

今日の出来事。

[ツインソウル]と出会ってから始まり、そして止むことのない“蕁麻疹地獄”の薬を貰いに病院へ行った帰り道…。

僕はコーヒーでも飲んで帰ろうと、コーヒーショップを目指していた。

目指すコーヒーショップは、実は[ツインソウル]の彼女の家にも近く、思い出の残る場所でもある。

その道中、道路の右側に葬儀会場が現れた。

僕の意識は景色を眺めるついでに、そこへと引き寄せられていく。

その瞬間…。

僕は“ハッ!”とさせられた。

その[景色]は、

あの時の[映像]…。

そこに立つ看板に記された苗字だけでは“真実”を図り知ることはできないが、それは正しく“あの時”の映像と同じであった。

僕は穏やかに諭した。

心配するのは止めよう。

すべてを委ね、受け入れよう。

何故なら、

起きる出来事はすべて間違いのない、[正解]が起きているのだから。

この出来事の[答え]が僕に必要であるならば、必ず[宇宙]は届けてくれる。

僕は信じている。

どんな[答え]であろうとも、その[答え]は今の僕にとって[正解]なのだと。

バカボンパパの言う、

[これでいいのだ!]

そういう事なのだ。

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