もう11月になろうというのに気温も快適で、穏やかな日を過ごすことができている。
陽射しも夏場の勢いは衰え、まるで毛布にくるまっいるように、やさしく“外側”を包み込んでくれる。
今日もつぶちゃんと向き合いながら、“内側”を掃除する。
人間は、[肉体]と[精神]で成り立っている。
“外側”を清潔に保つ為、
一日の終わりに入浴して身体を洗い流す。
しかし、
“内側”の汚れは意外と放置されやすい。
その日に沸き上がった“怒り”の感情…。
または、
“悲しみ”や“不安”のエネルギーたち…。
それら[負のエネルギー]は“内側”に蓄積されて、いつの間にか“人格”に影響を及ぼしていく。
[ツインソウル]との出会いは、そんな“内側からの“叫び”によってもたらされたとも言えよう。
“内側の大掃除”もある程度は整理がつき始め、今は[負のエネルギー]を溜め込まないように、または“発生”させないように生きる工夫ができるようになった。
その日の“汚れ”は、
その日の内に“洗い流す”のである。
つぶちゃんと“向き合い”ながら、
“内側”を見つめ瞑想する。
“エゲツない”ものが姿を現したとしても、
取り乱すことなく“全てを受け入れて”浄化するのである。
それは例えるならば、[胃腸]の働きのような感覚かも知れない。
入ってくるものを全て受け入れて栄養を頂く。
しかし、
身体にとってよろしくないものも我々は取り込んでしまう。
そんな時に、“運動”という作用が肉体的負担を軽減してくれるように、“瞑想”のもたらす作用は精神的負担を和らげてくれるのである。
そうする内に、僕の手に蝶が止まった。
“つぶちゃんメッセンジャー現る”である。

こうやって、蝶が引き寄せられてくる“瞑想”に対して、改めて“浄化”を感じるのである。
もうすぐ寒くなるけど、この蝶は冬を越せるだろうか…。
“僕の想い”で包み込みながら、
「また会えるといいね。」
そんなメッセージを羽に乗せると、
蝶は未来に向かって羽ばたいていった…。
すると、
次なる“つぶちゃんメッセンジャー”が到着した。
蝶の飛び立った後の“空いた席”に座るかのように、入れ替わりでやってきた1匹の虫…。

カメ虫だろうか?
背中の模様が一般的なカメ虫とは違うが、“つぶちゃんメッセンジャー”であることには間違いない。
僕の指先で“記念撮影”を終えると、虫はやがて僕の表面を元気に走り出した。
指から腕に移動し、
更には肩に登り…。
どこに行ってしまっただろうか…。
そんな気をめぐらせていると、
「おじちゃん、虫と遊んでるの?」
と、馴染みのちびっ子が現れた。
僕は一体、この子の心にどんな“姿”で映っているのだろうか。
“愛”の姿であることを祈る。
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