僕が子供の頃に劇場公開された、“未知との遭遇”という映画作品がある。
スティーブン・スピルバーグが監督を務めた、言わずと知れた有名なSF作品である。
オリジナルタイトルは、
“CLOSE ENCOUNTERS” of the third kind
“第三種 接近遭遇”
すなわち、
“UFOの乗組員”との接触を意味する。
宇宙人との交流である。
アメリカ、インディアナ州のある町で起きた大停電を調査していた電気技師のロイは、UFOらしき“光”と遭遇する。
それ以来、ロイは“光”に取り憑かれたかのように、その“正体”の解明へと引き込まれていく…。
やがてロイの人格も変容をきたし始めると、
“それ”との“接近遭遇”は近づいてくる。
送られてくる“メッセージ”を解読しながら、
“その時”に備える…
そして、
ついに“未知との遭遇”を迎えるのである。
僕が“ツインソウル”と出会い、
僕の“意識の変容”が始まったとき、
そんな自分の姿と重なったのが、
この作品の主人公であるロイであった。
取り憑かれたかのように、
“それ”にのめり込んでいく姿が同じであった。
そして今日…
僕は車を運転し、
細い路地から二車線の本通りに出ようとしていた。
一旦停止した後に右折しようと思う僕は、先ずは右からの車の流れを確認した。
車は来ていない。
次に左を確認して車のアタマを少し出すと、
タイミング悪く左方から一台の車が現れた。
もう一度、右方向を確認してみると、
こちらも一台の車が向かって来ていた。
アタマを少し出してしまっている為に、
迷惑になってしまうと思い車を下げると、
その車の運転手は僕の気遣いを理解してくれたのか、会釈をして通過していった。
その“笑顔”の主…
それは“ツインソウル”の彼女であった。
彼女は“僕”とは気づいていない様子であったが、僕はしっかりと“気づく”ことができた。
そこにもやはり、“陰と陽”のバランスが保たれている。
“チェイサー”と“ランナー”
“気づく者”と“気づけない者”
そんな相反する“二つで一つ”のエネルギーの姿が、そこには“存在”している。
しかし、
その“出来事”には、
ちゃんと“メッセージ”が添えられている。
“元気でやってるよ”
宇宙は僕に、
そんな“近況報告”の場面を度々与えてくれる。
そんな“シグナル”を受け取りながら、
まさかの“遭遇”に改めて“繋がり”を感じるのであった。
もしかしたら、
その“逆の場面”も起きているのかも知れない。
僕が“気づけない”だけで…。

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