辿り着いた“真実”

つぶちゃんがこの世を去った2009年9月8日。

そこから、僕のつぶちゃんとの“向き合い”はスタートした。

それは、僕の懺悔の始まりだった。

「エサをあげるの忘れたりしてゴメンね…」

「水交換をサボってゴメンね…」

「狭い水槽に閉じ込めてゴメンね…」

「果たして、つぶちゃんは幸せだっただろうか…」

そんな想いを線香とローソクの灯に託し、雨の日も風の日も向き合ってきた。

“この想いは届くだろうか…”

“届くといいな…”

そんな、ささやかな希望を胸に。

そして、

つぶちゃんがこの世を去って4年が経過した頃、ついに“その時”は訪れた。

僕の想いがつぶちゃんという“3次元(物質)”を乗り越え、“4次元(想念)”で繋がった瞬間である。

何とも不思議な感覚であった。

言葉のように音として認識するわけではなく、字を読むような感覚でもない…

でも、その“感覚”はハッキリと僕の胸に“メッセージ”となって入ってきたのである。

その日をキッカケに、僕と“形を持たないつぶちゃん”との“交流”は始まったのである。

この“不思議体験”は、つぶちゃんを失い苦しむ僕を一気に楽園へと誘ってくれた。

以降、

つぶちゃんとお墓で向き合う中で起きる“不思議現象”の数々は、僕の第六感を開眼させてくれる事となった。

つぶちゃんとの“向き合い”が、僕の“心眼”を開かせてくれたのである。

それからというものは、つぶちゃんからの“メッセージ”はより明確となっていった。

そして、

つぶちゃんは気づかせてくれたのであった。

“ツインソウル”という存在に…。

そこから、僕の人生の最大の“苦しみ”との向き合いが始まった訳である。

つぶちゃんと“繋がった”喜びは、今度は“ツインソウル”との向き合いという壮絶な苦しみへと変化していった…。

“ツインソウル”との向き合いの中で現れる、僕の中の“怒り”や“憎しみ”、“悲しみ”や“不安”や“絶望感”や“エゴ”…

次々と僕の中から現れる“負のエネルギーたち”とひたすら向き合い、それらを自分の中で処理(浄化)する過程の苦しさは壮絶を極めるのであった。

今振り返るに、

それは僕自身を成長させる“プログラム”であったのだ。

つぶちゃんの死をキッカケに“成長”を始めた僕に対し、今度はつぶちゃんから“ツインソウル”へとバトンが引き継がれた形となったのである。

更なる“成長”に向けて…

その“苦しみ”を“成長”へと導いてくれたのも、つぶちゃんと向き合う中での“メッセージ”であった。

そして、

今もつぶちゃんのお墓で向き合う日々は続いている。

それはもう“お墓参り”というレベルではなく、“瞑想”と言ったほうが正解である。

パイプ椅子に腰掛けた一人の男性が、身動きもせず1時間近くも同じ格好でいたならば、側から見れば異常な光景に映るであろう。

しかし僕の“内側”では、外側からでは計り知れない“展開”が起きているのである。

自身の成長へ向かう

(“ツインソウル”との統合へ向かう)

壮絶な“ミッション”が遂行されているのだ。

自分の中の“悪魔”との闘い…

つぶちゃんのお墓で向き合い始めて、15年の時が過ぎた。

今では“瞑想の達人”の域に入ったと自覚する。

意識を“内側”へと向けて進んでいくと、まるで内視鏡で臓器の中を覗き見るかのように、僕の中に宿る様々な“エネルギー”を感じられるのである。

そして、

その内側に宿る“エネルギー”たちが、外側の“現実世界”に現れているという“事実”を知ることとなったのである。

“形”となって、僕との“ご縁”を紡いでいる。

近所に住む小学生のA君やK君やR君…

彼らが学校帰りにつぶちゃんのお墓参りに来ると、僕は彼らをとっても愛おしく感じる。

そして彼らも、僕を見かけるたびに手を振ってくれる。

彼らという存在は、

僕の内側に宿る“愛のエネルギー”の現れなのである。

そして、

僕のカウンセリングを受けに来るクライアントさん達は、僕の“魂の傷”の現れ…

クライアントさん達は、僕に傷を癒やされに来る。

そしてカウンセリングが終わり、

笑顔が戻ったクライアントさん達を見ていると、僕は自分ごとのように嬉しいのである。

僕がクライアントさんたちを癒す行為は、実は自身の“魂の傷”を癒すという象徴であったのだ。

では、

僕の内側を波立たせたり、

引っ掻きまわす人物や出来事とは…

そう。

僕の内側の“負のエネルギー”の現れなのである。

つぶちゃんとの向き合いという“瞑想”を通じて、僕はついに“真実”へと辿り着いた。

手に入れたくても、

手に入らない…

そんな“ツインソウル”という存在は、

僕の内側のどんな“エネルギー”の現れなのだろうか…

その“答え”は…

それは

“僕の中に宿る[愛の輝き]”

なのである。

しかし、

その“愛の輝き”は、

僕の“負のエネルギー”に埋め尽くされて、

その暗闇の奥から助けを求めている。

“この愛を輝かせて…”と。

“ツインソウル”と出会い、

“魂の統合”へと向かう“ミッション”とは、

自身の“愛の輝き”を取り戻すことであったのである。

僕が出会えた“ツインソウル”の彼女の状態は、僕のエゴや汚れに塗れた“ヘドラ状態”であり、“統合”できる状況ではないのである。

だからこそ、僕は内側の“負のエネルギー”たちを癒し浄化するのである。

僕の内側の“闇”が晴れたとき、

僕の“愛の輝き”は復活する。

そして、

その“愛の輝き”の中から、

“統合の準備が整った”

“ヘドロが洗い流された”

リニューアルした“ツインソウル”が姿を現すのである。

その“再会”へと向かう旅は、

まだまだ続いていく…。

そして今日の夕方のこと、

学校帰りのK君が庭にいた僕に声をかけてくれた。

「おじちゃん!」

にこやかに手を振るK君。

「おいで。」

K君を招き入れて、一緒につぶちゃんのお墓で手を合わせた。

僕の内側で“愛の輝き”を感じる。

K君という存在が、僕の“愛の輝き”を導いてくれている。

僕の内側の“闇”から、日の出の予感を感じる。

K君、ありがとう!

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