この作品と出会ったのは、日本公開された2005年のことだった。

それから20年の歳月が流れてしまったわけだが、その流れの中で起きた僕の“体験”によって、この作品の持つ“意味”が僕の中で大きく“成長”することとなった。
“ツインソウル”という存在に気づくことによって…。
僕の観てきた数多くの作品の中でも、5本の指に入る“お気に入り”作品である。
記憶を掘り起こし、あらすじを回想すると…
主人公は特殊な能力を備えている。
その特殊な能力とは、意識を集中することによってタイムスリップできるという不思議な能力。
ある日のこと、
主人公が恋心を抱く幼なじみが自殺してしまう…。
苦しみの闇に突き落とされた主人公は、自身の持つ“特殊能力”を使い過去へとタイムスリップし、彼女の自殺の原因を“排除”しようと試みる。
しかし、
もがけばもがくほど、
その“未来”は歪んでいく…
主人公は何度も何度もタイムスリップを繰り返すも、彼女を取り巻く“状況”は悪化してしまうのである。
そして訪れる、
主人公が辿り着いた最後の“選択”…
このエンディングに、
多くの人が心を打たれたことだろう。
タイムスリップなどと聞くとSF映画なのかと思うかも知れないが、しっかりとしたラブストーリーであり、実はスピリチュアル映画なのである。

主人公が最後に辿り着いた“決断”とは…
僕が思うにこの作品は、
“ツインソウルの統合(再会)”という、
何とも抽象的なテーマを見事にストーリー化、映像化した作品であると捉えている。
そして、
主人公が最後に出した“答え”こそが、
“ツインソウル”と出会った者が、最後に辿り着く“決断”なのである。
この作品と出会った2005年…
僕の未来に“ツインソウルと出会う”という“シナリオ”が待っている事など知る由もなく、ただ僕は“魂のふるえる作品”と出会えたことに喜びを感じていた。
しかし、
この作品と出会えた“事実”の中には、
“僕の未来の啓示”という、
“天からのメッセージ”が込められていたのである。
もうあと少しで、
僕はその“決断”、
その“答え”に辿り着こうとしている。
もう少しで…
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