引き寄せ

つぶちゃんのお墓で向き合う度に、僕のところにやってくる小さな命たち。

トンボやハチやトカゲや蝶…

その命たちは僕を警戒する事なく、指先や手のひらの上でくつろいでいる。

一体、この命たちが集まってくるのは、どんな意味を含んでいるのだろうか?

僕に安心感を抱いているこの小さな命たちに、僕の心にも愛着が芽生える。

厳しい自然界の中で、一生懸命に生きる小さな命たち…。

この小さなふれあいを、僕は記念写真に納めようと考えた。

「頑張って生きるんだよ。」

そんな想いを伝えては、小さな命たちを見送るのであった。

僕を包む時間軸…。

それはとっても穏やかでゆっくりとした流れに変わっていた。

今まで眉間にシワを寄せてガムシャラに生きて来て、まるで想像なんて出来なかった今の僕。

こんな小さな一期一会に心を向けられる僕…。

とっても心が繊細にもなっている事に気づかされる。

この僕の放つ内側の想い(エネルギー)が小さな命たちを引き寄せ、そして安心感を感じているからこそ触れ合えるんだ。

そう解釈してみた。

すると、こんな気づきに辿り着く事となった。

この外側の世界(現実世界)は、僕の内側のエネルギーが創り出している。

そう感じるようになっていった。

心の在り方が、現実世界を創っている…

これも、つぶちゃんと向き合う中で気づく事ができた[ つぶちゃんプレゼント]であった。

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