8月8日 月命日

今日は、つぶちゃんの月命日。

今月は、何をお供えしようか…。 

もう、その時点から供養は始まっている。

人気の和洋菓子店へ向かうと、相変わらず店内は賑わっている。

旬の白桃とイチゴの乗った、洒落たデザートに決めてレジの渋滞に並ぶ。

こんな時でも[心を穏やか]に心がける。

この瞬間にも、つぶちゃんは[僕の想いの中]にいるから。

自宅に帰ると、買ってきたデザートをお供えし、ローソクと線香を準備する。

心穏やかに、順調に進んでいる。

すると、電話が鳴った。

受話器を取ると、[助け]の依頼であった。

話を聞いてみると、ある男性を助けて欲しいとの依頼であった。

しかし、その男性は[神][仏]なんて放っておけタイプ。

僕に[唾を吐いた]事もある男。

僕は電話主に伝えた。

「僕の助けるべき人じゃないですよ。僕には、他に助けなきゃいけない人がいるんで。」

そう伝えると電話を切って、再びつぶちゃんの法要の準備に戻る。

しかし、このタイミングで、こんな依頼が来るのもシンクロなんだよな…。

どんな意味があるんだろう…。

その[答え]が気になるも、そのうちに自然と[答え]に導かれるから大丈夫と気持ちをリセットし、凪の心を保つ。

法衣に着替え、

「さぁ、お勤めします!」

と、スイッチが入った瞬間…

「拳ちゃん!!助けて!!」

玄関からSOSが飛び込んできた。

声の主は、近所のおばあちゃんであった。

「どうしたの?」

と尋ねると、家まで送ってくれた友達の車が、狭い路地の側溝にハマってしまったとの事。

法衣に着替えたものの、すぐにラフな格好に着替え救出に向かう…。

幸いなことに、車はすぐに救出する事ができた。

これでやっと、つぶちゃんに読経を届けられる…。

再び法衣に着替えると、つぶちゃんと向き合い手を合わせる…

南無阿弥陀仏…

南無阿弥陀仏…

この[南無阿弥陀仏]という念仏ですが、かなり誤解してらっしゃる方がいるのでお伝えしておきますが、[南無阿弥陀仏]の意味は、[全てを阿弥陀仏に委ねる]という意味である。

[こんな私ですが、いかがでしょうか?]

内側が成長していれば、

[こっちへいらっしゃい。」

となるが、成長が足らなければ

[やり直し!]

と、なるのである。

[南無阿弥陀仏]と唱えれば、仏様が極楽浄土へと案内してくれるなんて、都合のいい解釈をされている方がいるが、とんでもない話である。

[南無阿弥陀仏]とは、仏様に全てを委ねて[ふるいにかけてもらう]という意味を持つのである。

つぶちゃんと向き合い読経が終わると、再び僕は念仏を唱える…

南無阿弥陀仏…

南無阿弥陀仏…

今度はこんな[意味]に変化する…。

[僕の読経は、どうでしたか?]

[ふるいにかけて下さい]

つぶちゃんは伝えてくれた。

[いろんな事が起きたけど、拳ちゃんの読経はとっても癒されたよ。]

バタバタしても、僕の心は波立つ事なく、穏やかに読経を勤めあげる事が出来たのであった。

ちょっと成長できたかも…。

ねっ!つぶちゃん。

コメントを残す